commodore AMIGA
”スペイン後で「女友達」という意味の名を持つコンピューター
”
このページは、秋元きつね目線で
関わって来た部分だけ紹介してます
口語体だったりアレだったりするのは
加筆したりしたからごっちゃに。
それまでアニメーションといえば教科書の脇にパラパラマンガを描いた事がある程度の興味だったし、パソコンといえば金持ちの頭のいいヤツが使う機械でなにやら文字を打ってソフト起動したり興味はあるけど無理! と思ってたもの。
80年代後半、自分は19歳だかそれくらい
平沢進さんという音楽屋さんの元で丁稚奉公してたときに平沢さんちで「これすごくない?」って
AMIGAを見せてもらったのが出会い。AMIGAでリアルタイムに再生されるCGアニメーションを見て大興奮!
それがこの映像 |
すっげーすっげー
「これがあれば立派なパラパラマンガが描けるかも!」と急に何かに火が付き平沢さんに輸入してもらってAmiga500というのを購入。数万円。 |
サンプラーだなんだ
そういう楽器の数分の1の値段で
パソコンが買える!?
RGBモニタ無くてもテレビに映せるから本体だけありゃいい。解像度低いから全然いい。もちろん、グラフィカルユーザインターフェイスなのでマウスを使ってソフト起動したり絵を描いたり…テレビ画面にマウスで絵が描けるなんて!
システムはすべて英語。マニュアルも英語だったけど平沢さんに教えてもらいつつ
なんとなく覚えていってライブやビデオでCGアニメを作るようになった。
Photonという平沢さん主催のCGレーベルで
いくつか作ったのが最初かな
それをライブでやろうっつってクアトロと大阪でCGをフロッピーから読み込んで
曲に合わせてスイッチングとか、そういう事してましたね。面白かったなぁ。だけど最初に購入したAMIGA500 はツアー先のホテルで壊れ、都内某店に修理出したっきり「もうすぐ出来ます」を延々繰り返される羽目に。
他のパソコンを使った事がなかったんで比較は出来ないけど、Macは数十万〜2百万くらいするし、アニメーションなんてとんでもない感じ。PCはまだWindowsソフトがほとんどない状態。日本製パソコンはGUIすらない!? なんかそんな感じだったんでAmigaは最高!という状態。大体、アミーガって名前がいいじゃん |
当時、このAMIGAで作られたキッチュなCGを多用した、フジテレビ「EINSTEIN」という科学ニュースの深夜番組があって毎週見てたんだけど、ひょんなことからスタッフを募集してると聞きつけ、面接に行き、翌週からテレビデビュー。スタッフロールには「CG丁稚 秋元きつね」とクレジットされた。そこでAmiga業界?のスゴい人たちと出会い、その時のディレクター福原さん筆頭にCG部隊が後の「ウゴウゴルーガ」へ。 |
EINSTEIN最終回、野辺山でのロケ。
バス内にAmiga。赤いのがオレ。
黒いのは田中秀幸さん。
福原さん無茶するわー
当時の納品方法はフロッピーディスク。
その後、20MBのリムーバブルHD〜MO〜と変遷。
仕事の傍らライブでもAMIGAを使うようになった。ELAN Performerというソフトがあって、これは音楽のMIDI信号を受けて、キーに割り当てておいたアニメーションを切り替えるという優れもの。数千円のソフト。ただ画質的には320x200、色数増やすと重くなるので(すべてRAMに読み込むため)2色〜32色が限界
よくライブ中にマシントラブルが起こってイライラしてました。そのうちマシントラブルが笑いの種になってきて、お客さん共々、下の画面(エラーが出た時パカっと出ちゃう)が出た瞬間大爆笑でその曲からやりなおし〜! なんてことをしてたっけね |