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Frequency-5.0 前書き

背景
いわゆるバックグラウンドというものは大概
その画の主たるオブジェに目を奪われたアナタにとっては
なんのことはないただのアンビエントだと
言い切ってしまえるもののすでに挨拶抜きで語る
Hzのあまりに唐突な勢いとぶっきらぼうな切り口は
いつもの金太郎とも言えるイルカの交信同様に
のろしでは伝わりきらない生け贄の為の絵本と化して
世間様のバックグラウンドの1ドットとしての
最高級機材トラブルをはなっから曲順表に書くには到らずとも
諸々の状況も踏まえて陸に上がるか水がよいかと
赤い男に尋ねてみましたが大した知恵は得られずじまいで
しかし尚も咲く花はあまりに花でしかないとはいえ
強烈な閃光を放ちながら宇宙駆けめぐる
種たるコスモスを見てきつねにこう言いました

「両生類としてのヒトをまっとうしてクレヨンは赤がいい」

調子よく答えた彼のその後の溜息は気を抜くからダメだと
叱る謎の老賢者の鼻毛をくすぐるので今日こそは
絶対くしゃみだと大ひんしゅくの嵐の晩に独り海辺で
超ビッグな牛の絵を書きながら更にこう悟ったのです。

「でもアレだな」

それを聞いたはっちゃきが思ったにはこの標識は主の色と
アンビエントの間で両生類なんだけどただでは返すまい
てなもんで我々Hzのまっすぐすぎて曲がりきれないカーブを
ECCOで知りつつもこの時この軸で得体の知れない40肩の
グリップを効かせて身体傾く傾斜約45度ですから
アナタも是非このポイントへと素早く移動してみては
いかがなものでしょうかのお知らせです。
そう、ここにFrequencyのunitとしてのHzがあるからです。

「うさぎから矢印への手紙」より抜粋(大嘘)